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成功の鍵!プレゼンテーションで信頼を築くテクニック

この記事の所要時間:約4分

プレゼンテーションで相手の信頼を築くには!?

こんにちは。今日はプレゼンテーションで相手から信頼を築くためのテクニックとして、主に話し方での印象づくりに焦点を当ててお話ししましょう。普段、プレゼンテーションはうまくいっていますか?

しっかりデータを集めて資料も工夫して、準備に時間をかけているのですが、なんだか相手に伝わらないことも多く、終わった後に説明したはずの内容や的外れな質問をもらうことがあり、中々難しいなと感じています。

プレゼンテーションは、聞き手に自分の考えや提案を伝えるための重要なコミュニケーションツールです。しかし、プレゼンテーションの成功は、内容だけでは決まりません。話し方も大きな影響を与えます。話し方が上手な人は、聞き手に好印象を与えて信頼を得やすい一方で、話し方が下手な人は、聞き手に不快感や疑問を抱かせて反発を招くこともあります。

話し方ですか、具体的にはどういうところに気を付ければよいのでしょうか。

間を取ること、および話す速度を変化させることです。間とは、話すときに意図的に入れる沈黙のことあり、話速とは、どれくらい早く話すかということですね。これらを適切に行うことで、聞き手に伝えたいメッセージや感情を強調することができます。また、聞き手に理解や反応の時間を与えることができます。しかし、間がないと、聞き手に圧迫感や疲労を与えます。かといって間が多すぎると、聞き手に違和感、場合によっては不安や疑問を与えます。間を取ることや話す速度については、以下の2つのポイントに留意しましょう。

【相手から信頼を得るための2つのテクニック】

  • 話す内容や場面に合わせる
  • 聞き手の反応を見て調整する

間の取り方・話の速さ①話す内容や場面に合わせる

先生、少し具体的に教えてください。

まず1つ目は、話す内容や場面に合わせることです。重要なポイントや感情的な部分は、前後に間を入れます。逆に、細かい説明や論理的な部分は、間を少なくします。これにより、聞き手に強調や感情移入を促すことができます。
例えば、たくさんの聴衆を前にした大規模プロジェクトの発表会等を想像してください。

【間を効果的に使ったプレゼンテーションの例】
「このプロジェクトは、(間)私たちの会社にとって非常に重要なものです。(間)なぜなら、(間)これは、私たちの競争力を高めるだけでなく、社会貢献も果たすことができるからです。(間)このプロジェクトのコンセプトの一つとして、最先端の技術を用いて、環境に優しい製品を開発することを目指しています。(間)これは、私たちのお客様のニーズに応えるだけでなく、地球の未来にも貢献することができます。(間)

どのように感じましたか?

単純に一人で原稿を読むと間が多いなというように感じましたが、たくさんの聴衆を想像した場合、このくらい丁寧に、言い方を変えるとやや勿体ぶった話し方の方が、説得力というか、訴求力があるように感じます。重要な部分、強調したい部分の前後に間を入れることが効果的なのですね。

はい、そうですね。逆に近い関係で少人数でプレゼンを行う場合、例えば直属の上司に対し企画の提案をする場合には、このように強調すべきところに間を入れていく形では芝居がかかっているとか、仰々しく捉えられてマイナスですね。とはいえ、一対一の会話でも間の取り方は提案や交渉など相手を説得するテクニックとして非常に重要ですので、その点についてはまた別の機会でお話ししましょう。

間の取り方・話の速さ②聞き手の反応をみて調整する

ありがとうございます。もう一転、聞き手の反応を見て調整するという話がありましたが・・?

そうです。2つ目は、聞き手の反応を見て調整することです。聞き手が集中して聞いているかどうかを見て、間の長さや回数を変えます。聞き手が飽きていたり眠そうだったりする場合は、少し長めの間や多めの間を入れます。これにより、聞き手に緊張感や興味を持たせることができます。また、聞き手が理解できていなかったりしている場合も同様です。ポイントポイントで間をとって話を区切り、理解度が至らなそうなリアクションをしていた場合には、丁寧な説明を心がけましょう。

反対に相手が良く理解しているような場合はどうでしょうか。

ケースにもよりますが、その場合はあまり間をとらずサクサク説明を続け、プレゼンの後段でまとめて振り返る程度でよいでしょう。いずれにせよ、プレゼンでは相手の理解を得る、または行動を促す(購買に繋げてもらう等)ことが目的ですから、相手に「プレゼン」に対して良い印象を持ってもらう必要があります。相手が聞いて心地よい話し方・間の取り方を意識してみましょう。

練習あるのみ、特に録音による確認は効果絶大

先生ありがとうございます。色々と教えていただき、相手や場面に合わせて、また話している最中も相手の反応を見ながら調整できる気がしてきました。

本当ですか?今話した内容は当たり前のことですが、実際にやってみるととても難しいですよ。もし、プレゼンテーションで相手から信頼を築こうと考えているのであれば、プレゼンに向けた練習が欠かせません。

練習?プレゼンの練習ですか?レーザーポインターもって、スライドカチャカチャ・・・

もちろん資料の構成を理解して説明の中でスムーズに対応できるようにすることはとても大切なことです。ただ、その前にぜひ音読と録音で練習をしてみてください。

音読・録音ですか?PCに向かってしゃべっていたら変な奴に思われますよ。

会議室や自宅など周りに人がいない場所を確保してでも必ずやってください。声に出さずに心の中で資料を何度も読み込んでいるのと、実際に自分の話声を聴くのでは何倍も効果が異なりますよ。あなたは自分の声が周りにどう聞かれているか意識したことはありますか?

特に問題ないと思いますけど。

皆さん自分で話しているとよくわからないようですが、実際に自分の声が録音されたものを聞くと大半の人は驚きます。「あー」とか「えー」とか繋ぎ言葉(フィラー)の多さに気づいたりとか、「本日はですね、ちょっと、皆さんに便利になるような、生活スタイルの提案として、ちょっとわが社で開発を・・・」など、、無意識の自信のなさが表れる言葉遣いのクセなどに気づくことができます。

そういえば、課会で説明する際、何度も「スゥー」と音を出しながら息を吸い込むのが気になる先輩がいるなぁ。

そうですね。そういった普段気づかないクセに気づくことがまず大事ですね。プレゼンに向けた準備としてはまず、音読です。プレゼンテーションの原稿や本などを声に出して読みます。その際に、話速を変える部分や間をとって強調する部分を意識して読みます。録音では、プレゼンテーションの練習や実際の発表を意識して録音します。この際、実際に聴衆がいることを想定しながらするのとしないのとでは大きく異なります。その際に、話速が適切かどうかや話速の変化が自然かどうか、フィラーや不自然なクセなどがないかをチェックします。おそらく一度では満足しないと思います。少しづつでも練習をし場数を踏んでブラッシュアップしていきましょう。

まとめ

プレゼンテーションで相手の信頼を築くには、話し方に気を付けることが大切です。話し方には、間と話速があります。間とは、話すときに入れる沈黙のことで、話速とは、どれくらい早く話すかということです。間や話速を適切に使うことで、聞き手にメッセージや感情を伝えることができます。間や話速の使い方は、以下の2つのポイントに注意しつつ、自分の声を録音し確認することでこれまで気づかなかったクセ・改善点を見つけていきましょう。

  • プレゼンテーションはコミュニケーションツールであり、相手から信頼を得るには内容だけでなく話し方も重要
  • 話し方には、間を取ること話す速度を変化させることが関連しており、適切に調整することでメッセージや感情を強調でき、聞き手の反応に合わせて対応できる。
  • 話し方の練習として音読と録音が効果的であり、自分のクセや不自然な発声を気づくために利用すべき。