【必読】リーダーシップスキルの鍛え方とチームの指導方法①
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リーダーシップとは
こんにちは。今日はリーダーシップスキルの鍛え方とチームの指導方法についてお話ししましょう。リーダーシップはビジネスにおいて非常に重要なスキルであり、チームの成功に大きな影響を与えます。さて、それでは質問ですが、リーダーシップとは、何でしょうか?
えーと、人を引っ張っていく力とか、そういうことですか?
そうですね。人を引っ張っていく力というのは、一つの表現です。もう少し具体的に言うと、リーダーシップとは、自分のビジョンや目標を明確にし、それを共有して人を動かし、結果を出す能力のことです。ビジョンを実現するためにはチームメンバーのモチベーションを維持しながら励ますことや、日々生じる問題・課題を解決する能力、決断力など求められる能力は多岐に渡ります。
ビジョンを示して人を動かし、困難が生じても果敢に決断して前に進む・・・確かに理想のリーダー像だなぁ。俺になれるだろうか。。。。
理想はそうかもしれませんが、世の中にはたくさんのタイプのリーダーが存在しますし、リーダーシップは誰しもが持ちうる能力とも言えます。カリスマ性や才能だけではなく、学ぶことができるスキルなのですね。
【リーダーシップを発揮する際に求められる主な能力】
①目標設定能力
②学習能力
③情報収集能力・適応力
④判断力
⑤コミュニケーション能力
⑥育成能力
⑦誠実性・責任感
⑧業務実行力
リーダーシップの鍛え方・他者とのコミュニケーション
俺も理想のリーダー像に一歩でも近づきたい!でも、リーダーシップスキルってどうやって鍛えるんですか??
リーダーシップスキルを鍛えるには、まず自分自身を知ることが大切です。自分の強みや弱み、価値観や信念、モチベーションや感情などを理解することで、自分の行動や影響力に対して責任を持つことがでるでしょう。自己分析の方法としては、自分の強み弱みを書き出してみることが第一歩ですが、過去の実績や業務経歴を振り返りつつ、その際に「何を意識して取りんでいたのか」「何を学んだのか」などを検証してみることはとても良いことです。また、自分自身で振り返ることが難しかったり、振り返った内容に自信がないようであれば、他者からのフィードバックを受けたり、場合によっては心理テスト等の第三者の診断を受けたりすることも有効です。
自分を知ることが第一歩か。確かに自分自身を知らなければこれからどのように取り組めばいいかわからないですもんね。自分を知った後、次にやるべきはどうすればよいでしょうか。
自分を正しく認識できたのであれば、弱点や伸ばしたいところについて重点的に取り組むのが一般的ですが、お勧めとしては、コミュニケーションスキルの向上を目標にすることです。コミュニケーションスキルとは、自分の考えや意図を相手に伝える能力だけでなく、相手の考えや感情を聞き取る能力も含みます。積極的に話しかけたり、質問したり、相槌やフィードバックをしたりするなかで、自身の発信力が磨かれていきます※が、それと同時に他のメンバーの意見やフィードバックを注意深く聞き、理解することが何より重要です。リーダーはたくさんの関係者とコミュニケーションを行うことが常となります。馴れ合う必要はありませんが、多様な考え方があることを理解できることは、人を動かすうえで大変重要なものとなります。
※アサーティブネス
自己表現・意見表明と訳され、特に自他を尊重した自己表現もしくは自己主張のことを指します。
■ 以下のブログが大変参考になります
リーダーシップの鍛え方・問題解決能力・決断力
リーダーシップにおけるコミュニケーションの重要性については一応理解・・・しました。一方で、問題解決力や決断力についてはどのように磨いていけばよいでしょうか。
そうですね、ではまず問題解決能力について話しましょう。問題を発見し、分析し、解決する力が必要です。これをクリティカル・シンキングと呼びます。
クリティカル・シンキング・・・ですか?
はい、クリティカルシンキングは日本語では批判的思考とも言います。前提や根拠の「そもそも」の部分を疑うことによって、本質的な課題が抽出されているかを理解するための思考を指します。クリティカル・シンキングを用いた改題解決のステップには以下のようなものがあります。
【クリティカルシンキングを用いた課題解決のステップ】
- 情報の収集と評価:
・情報の信頼性を確認し、信頼性の低い情報源を避ける習慣を持つ。
・異なる情報源から情報を収集し、さまざまな視点から問題を理解する。 - 問題の明確化:
・問題を具体的に定義し、何を解決しようとしているのかを明確にする。
・問題の背後にある要因や関連要素を考慮に入れる。 - 論理的思考と分析:
・論理的思考を養うために、仮説を立て、証拠やデータをもとに推論を行う。
・問題に対する異なる解釈やアプローチを検討し、利点と欠点を比較して分析する。 - 批判的な質問:
・常に「なぜ?」や「どのようにして?」といった批判的な質問を自問自答する。
・他人の意見や主張に対しても批判的に考え、根拠のある意見を形成する。 - 問題解決の実践:
・クリティカルシンキングを日常生活や仕事に活かす。
・問題解決プロセスを文書化し、結論とその根拠を記録することで、後で振り返りやすくする。
問題解決能力を鍛えるためには、日常的に課題や問題に取り組むことが効果的です。小さな課題から始めて、徐々に複雑な問題に挑戦しましょう。柔軟性を養うには、新しい経験や異なる視点を受け入れる姿勢を持つことが大切です。
なるほど。勉強になります。それでは問題解決能力と決断力は同じようなものとして理解してよいのでしょうか?
いいえ、違います。問題解決能力は、問題の解決策を考えることですが、決断力は、その中から最適なものを選ぶことです。決断力には、自信や勇気が必要です。また、決断したことに責任を持つことも大切です。
決断には責任が伴いますよね・・・ブルブル・・・難しそうというか自信がもてないなぁ。
そうですね。でも、決断力もトレーニングで高めることができます。例えば、ビジネスの場面では、以下のような方法がありますよ。
【クリティカルシンキングを用いた課題解決のステップ】
- 決断する前に目標や基準を明確にする
- 決断するための情報やデータを集める
- 決断する際に感情や先入観に左右されないようにする
- 決断したことを周囲に伝える
- 決断したことの結果や反響をフィードバックとして受け取る
確かにこのような基準がある程度あれば、少しは決断できるかな。
そうですね。問題解決能力や決断力は、リーダーシップの重要な要素ですが、決断力を鍛えるためには、日常的な決断を意識的に行うことが役立ちます。実践的な経験を積んで、自分のスキルを高めていきましょう。
まとめ
リーダーシップとは、自分のビジョンや目標を明確にし、それを共有して人を動かし、結果を出す能力のことです。
リーダーシップスキルを鍛えるには、以下のステップが必要です。
自分自身を知る
自分の強みや弱み、価値観や信念、モチベーションや感情などを理解することで、自分の行動や影響力に対して責任を持つことができます。自己分析の方法としては、フィードバックを受けたり、心理テストを受けたりすることが有効です。また、自分を分析する方法としてDISC理論やMBTIなどの性格診断ツールを使って、自分のタイプや特徴を把握することができます。
コミュニケーションスキルを高める
コミュニケーションスキルとは、自分の考えや意図を相手に伝える能力だけでなく、相手の考えや感情を聞き取る能力も含みます3。コミュニケーションスキルを高めるには、積極的に話しかけたり、質問したり、相槌やフィードバックをしたりすることが大切です。アサーティブネスという技法を使って、自分の意見や要望を相手に尊重しながら伝えることもできます。
問題解決スキルを身につけるとともに決断力を高める
問題解決スキルとは、問題の原因や状況を分析し、目標や解決策を設定し、実行し、評価する能力のことです。問題解決スキルを身につけるには、クリティカルシンキングなどの思考法を学び根本から問いを立てていくことが重要です。また、日々細かな決断を積み重ねていくことで、決断力を高めていくことがリーダーに求められる資質と言えるでしょう。